正月3日にとろろを食事に取り入れるのは、なぜなのでしょうか?
おせちが続いた三日目は、違う献立へ切り替えたくなることもあります。この記事では、理由や由来、取り入れやすい献立を紹介します。
この記事を読めば、正月3日のとろろの意味がわかり、その日の食事をおせちの続きにするか別の献立へ切り替えるかまで迷わず決められます。
正月3日のとろろを食事で味わう理由から由来とおせち後の献立までわかる
正月3日のとろろを食事に取り入れる背景には、年始に受け継がれてきた三日とろろの風習があります。
正月3日の食事をどうするか迷ったときも、理由と由来を知れば、とろろを取り入れる献立まで考えやすくなります。
正月3日のとろろを食事で味わう理由は年始の風習にある
あけおめ王子
友よ、三が日の宴も三日目である。なぜ正月3日のとろろを食事で味わう者がおるのである?
あけおめ職人
我が王子、そこには三日とろろと呼ばれる年始の風習が関わっています。正月3日の食事として、とろろご飯やとろろ汁を味わう土地があるんです。
しか言ワンが勢いよく駆け寄り、二人を交互に見上げて耳をぴんと動かす。
あけおめ王子
しか言ワンよ、三日目と聞いただけでそこまで驚かずともよい。まだ説明は始まったばかりである。
あけおめ職人
我が王子、こいつも気になるようですな。話を戻しますぞ。
あけおめ王子
ほう。余が三日目の献立として突然とろろを授けるのではなく、正月3日のとろろには前から続いてきた食べ方があるのであるな。
あけおめ職人
我が王子、王子が決めた献立じゃありませんよ。正月の3日にとろろを食事として、年始の節目に味わう習わしが地域によって残っているという話です。
あけおめ王子
ならば、正月3日のとろろは全国の者が必ず食べねばならぬ、という決まりではないのであるな。
あけおめ職人
その通りです。我が王子。土地や家庭によって、おせちを続けるところもあれば、別の料理へ移るところもあります。正月3日の食事の形は一つじゃありません。
あけおめ王子
余としては、正月の儀式は統一したほうが威厳があると思うのであるが。
しか言ワンが王子を見上げたまま、首を少しかしげる。
あけおめ職人
我が王子、しか言ワンまで疑問を持ってますぞ。食卓まで全国統一にしないでください。
あけおめ王子
むう。余の壮大な統一式典が始まる前に反対されたではないか。
あけおめ職人
昔から家で続けている食べ方があるなら、それを大事にするのも正月3日の食事の楽しみ方ですぞ。
あけおめ王子
では、正月3日のとろろを食事に取り入れる理由を知りたい者は、まず三日とろろという年始の風習があることを押さえればよいのであるな。
あけおめ職人
ええ。我が王子。正月3日の食事に絶対の決まりがあるから選ぶんじゃなく、こういう風習を知ったうえで、今年の食卓にとろろを取り入れてみたいかで決めりゃいいんです。
あけおめ王子
つまり、正月3日のとろろは命令ではなく、意味を知ったうえで食事を楽しむ選択肢なのであるな。余には少々物足りぬが、食卓としては筋が通っておる。
あけおめ職人
我が王子、飯くらい自由に決めさせてください。正月3日の食事は、その家に合う形が一番ですぞ。
正月3日のとろろを食事で味わう風習の由来を知る
あけおめ王子
友よ、風習であることは分かった。では、正月3日のとろろを食事で味わう習慣は、どこから来たのである?
あけおめ職人
我が王子、発祥地が一か所に決まっている風習じゃありません。もともと東北や長野をルーツとする家々に、お正月の3日に山芋をすって、とろろ汁なんかにして食事にする習わしが伝わってきたんです。
あけおめ王子
ほう。では、どこか一国から始まって全国へ広がった、と単純に言えるものではないのであるな。
あけおめ職人
そうです。我が王子。福島や栃木ではお正月の3日にとろろを食べる風習が知られていますし、秋田では元日から3日に食べる地域があります。正月3日の食事として定着した土地もあれば、日にちが違う土地もあるんです。
しか言ワンが小走りで二人の間を回り、ぴたりと止まる。
あけおめ王子
しか言ワンよ、地域ごとに違うと聞いて混乱したのであるな。余も少し分かるぞ。
あけおめ職人
我が王子まで一緒に混乱しないでください。だからこそ、一つの形だけで決めつけないんです。
あけおめ王子
つまり、正月3日のとろろを余が一枚の布告にまとめるには、少々複雑なのであるな。
あけおめ職人
我が王子、何でも布告にしないでください。年始の願いを込めてとろろを食べる文化として伝わってきた一方で、正月3日の食事としての形は地域ごとに少しずつ違うんです。
あけおめ王子
では、正月3日の食事でとろろを用意していなかった家が、今年から食べてみても構わぬのであるか?
あけおめ職人
もちろんです。我が王子。昔から家で続けてきた風習がないなら、正月3日のとろろを知らなかった食文化として楽しむくらいでいいんです。逆に、家に昔からのやり方があるなら、そっちを聞いてみるのも面白いですぞ。
しか言ワンがしっぽを大きく振り、細かく足踏みする。
あけおめ王子
うむ。しか言ワンは新しい食文化を取り入れることに随分と乗り気であるな。
あけおめ職人
我が王子、たぶん食べる話だから喜んでるだけですぞ。
あけおめ王子
余なら家臣を集め、我が家の三日目の食卓史を編纂させるところである。
あけおめ職人
我が王子、まず家族に一言聞くだけで十分です。正月3日の食事に何を食べていたか、とろろ汁だったか、ご飯にかけていたか。そんな話が分かれば、風習が急に身近になります。
あけおめ王子
なるほど。正月3日のとろろの由来を知ることは、古い話を覚えるだけではなく、今の食卓へどうつながっているかを見ることなのであるな。
しか言ワンが二人の近くで伏せ、耳だけを動かす。
あけおめ職人
我が王子、今度はすっかり落ち着きましたな。このくらい静かなら話しやすいです。
あけおめ王子
静かというには声が甘すぎる気もするが、続けるがよい。
あけおめ職人
そうです。我が王子。正月3日のとろろを食事で楽しむなら、全国共通の形を探すより、自分の地域や家庭にどんな伝わり方があるかを見るほうが自然です。
あけおめ王子
そして何も伝わっていなければ、正月3日の食事に新しい年始の楽しみとして取り入れてみる。それでもよいのであるな。
あけおめ職人
ええ。正月3日の食事は、昔の風習をそのまま再現するだけじゃありません。意味を知って、正月3日のとろろを今の家に合う形へ持ってくる。それくらいがちょうどいいんです。
正月3日のとろろを食事に取り入れるおせち後の献立例
あけおめ王子
友よ、由来まで分かったところで余の腹も整った。いよいよ、正月3日のとろろを食事へ取り入れる献立を示すがよい。
あけおめ職人
我が王子、一番分かりやすいのは、とろろをご飯にかける形ですな。おせちが残っているなら、全部入れ替えず、正月3日の食事に残りのおかずととろろご飯を一緒に出せば食卓をつなげやすいです。
しか言ワンが勢いよく駆け寄り、しっぽを振りながら足踏みを始める。
あけおめ王子
しか言ワンよ、献立例に入った途端に喜びすぎである。まだ一案目であるぞ。
あけおめ職人
我が王子、こいつにとっちゃ一案目から本番なんでしょうな。
あけおめ王子
祝いの膳を突然解散させず、正月3日のとろろを一品加えるのであるな。それなら余の正月もまだ終わらぬ。
あけおめ職人
我が王子、正月は王子の宴会期間じゃありませんよ。ほかには、とろろ汁を合わせる方法もあります。ご飯と汁物を軸にすれば、正月3日の食事を普段の献立へ少しずつ戻しやすいです。
あけおめ王子
ならば、おせちがまだ多く残っている家では、正月3日のとろろをどう取り入れるのである?
しか言ワンが耳を立て、身を乗り出す。
あけおめ職人
しか言ワン、そこはおいらが答える。残っている料理を先に使えばいいです。我が王子。
あけおめ職人
黒豆や煮物、かまぼこなんかを無理に外さず、とろろを一品だけ加える。正月3日の食事を全部作り直さなくても変化はつけられます。
あけおめ王子
余は豪華な新献立を期待しておったのだが、正月3日のとろろを一品追加するだけで済ませるとは大胆であるな。
しか言ワンが突然足を止め、王子を見上げる。
あけおめ職人
我が王子、豪華にしろってところに抗議が入りましたぞ。
あけおめ王子
むう。しか言ワンまで職人側につくのであるか。
あけおめ職人
我が王子、作る側からすりゃ、それが助かるんです。正月3日の食事だからって台所まで新年式典を続ける必要はありません。
あけおめ王子
では、すでにおせちとは違う味が欲しい者はどうすればよいのである?
あけおめ職人
そんな日は、正月3日のとろろを食事の中心にしてしまえばいいです。とろろご飯に焼き物や温かい汁物を合わせたり、そばやうどんへとろろをのせたりすれば、正月3日の食事をおせちとは違う一食へ切り替えられます。
しか言ワンが小さく跳ね、すぐに戻ってしっぽを激しく振る。
あけおめ王子
麺にまで反応するとは、しか言ワンよ、余より宴への情熱が強いではないか。
あけおめ職人
我が王子、そこを競わなくていいです。
あけおめ王子
麺に合わせれば、正月3日のとろろも祝い膳とは随分と空気が変わるのであるな。
あけおめ職人
ええ。我が王子。さらに手間を減らしたいなら、ご飯、とろろ、汁物くらいの組み合わせでも形になります。正月3日の食事だからといって、皿数を増やす必要はありません。
しか言ワンが少し離れたところで伏せ、二人をじっと見る。
あけおめ王子
しか言ワンよ、品数が減ったからといって寂しがるでない。食卓は品数だけで決まらぬのである。
あけおめ職人
我が王子、そこはいいこと言いますな。少なくても今食べたい形なら十分です。
あけおめ王子
つまり、おせちが残っているなら正月3日のとろろを一品として加える。気分を変えたいならとろろを中心にする。普段へ戻したいなら、いつもの献立へ合わせる。三つの道があるのであるな。
あけおめ職人
我が王子、その決め方なら分かりやすいです。正月3日の食事は、冷蔵庫に残っているものと、家族が今食べたい味を見て選べば十分ですぞ。
しか言ワンが再び立ち上がり、二人の間を慌ただしく行き来する。
あけおめ王子
しか言ワンよ、三つの道を全部選ぼうとするでない。食卓は一度に一つでよい。
あけおめ職人
我が王子、こいつは候補が増えるほど忙しくなりますな。
あけおめ王子
うむ。余なら、正月3日のとろろを中央に据え、厳かに三日目の宴を宣言する。
あけおめ職人
我が王子、宣言する前に茶碗を並べるのを手伝ってください。
正月3日のとろろを食事で味わう理由からおせち後の献立までまとめ
あけおめ王子
友よ、最後に整えるぞ。正月3日のとろろを食事で味わう理由は、三日とろろとして伝わる年始の風習に触れるところから始まるのであるな。
しか言ワンが二人の前へ駆け込み、しっぽを振る。
あけおめ職人
しか言ワン、まとめまで呼び込みを始めるんじゃねえ。そうです。我が王子。ただし、正月3日の食事は全国で同じ形じゃありません。地域や家によって違うから、自分のところではどうしてきたかを見ればいいんです。
あけおめ王子
正月3日のとろろの由来を知ったからといって、必ず昔と同じ献立を再現せよという話でもないのであるな。
しか言ワンが首をかしげ、耳を片方だけ動かす。
あけおめ職人
そういうことだ。しか言ワン。ええ、我が王子。風習を知って、今年の正月3日の食事に取り入れてみたいと思えば選ぶ。それで十分です。
あけおめ王子
では、正月3日の食事におせちが残っている者は、とろろを一品加えて正月の食卓をつなぐがよい。
しか言ワンがしっぽを振りながら細かく足踏みする。
あけおめ職人
我が王子、違う味へ変えたいなら、正月3日のとろろをご飯や麺の中心にしてもいいです。もう普段の飯へ戻したいなら、いつものおかずに合わせりゃいいんです。
あけおめ王子
ふむ。正月3日の食事を、正月らしく残すか、少し変えるか、普段へ戻すか。まずそこを決めれば献立も選びやすいのであるな。
しか言ワンが三方向へ行こうとするように慌ただしく向きを変える。
あけおめ職人
しか言ワン、全部へ行こうとするな。順番だ。料理名から悩むんじゃなく、今日の食卓をどこまで正月寄りにするか決める。それから正月3日のとろろをどう使うか選べば迷いにくいですぞ。
あけおめ王子
余は当然、正月らしさを最大まで残す。
しか言ワンが王子の足元で勢いよく足踏みする。
あけおめ職人
我が王子、それにしか言ワンまで乗っかると宴が終わりませんぞ。おいらなら正月3日の食事に残っているものの量を見て決めます。
あけおめ王子
友よ、そこにはもう少し祝祭の心があってもよいのではないか。
あけおめ職人
ほら、しか言ワンまで王子に抗議してますぞ。残り物をきれいに食べ切るのも立派な仕事です。
あけおめ王子
しか言ワンよ、今度は職人に賛同したのであるか。忙しいぞ。むう。妙に説得力があるではないか。
あけおめ職人
呼び込みはもういい。結局、正月3日のとろろを食事で楽しむかどうかは、風習を知ったうえで自分の家に合うかで決めればいいんです。おせちを続けても、とろろを加えても、普段の料理へ戻しても構いません。
あけおめ王子
しか言ワンよ、結論を急かすでない。ならば今年の正月3日の食事は、我が家の食卓に合う形を選ぶがよい。正月3日のとろろの意味を知って選べば、新しい楽しみ方にもなるのである。
あけおめ職人
しか言ワン、分かったから少し落ち着け。まとめが終わらねえだろ。
しか言ワンが今度は王子と職人の間を急いで往復する。
あけおめ王子
しか言ワンよ、余も今まさに締めようとしておる。少し待つがよい。
あけおめ職人
我が王子、もうおいらが締めます。しか言ワン、お前はそこで伏せて待っとけ。
しか言ワンがその場で伏せるものの、しっぽだけは激しく動いている。
あけおめ職人
我が王子、それで仕上がりです。正月3日の食事に迷ったら、まず家に残っているおせちと今食べたい味を見て、正月3日のとろろを一品足すか、中心にするか、いつもの献立へ合わせるかを決めればいいんです。
正月3日のとろろを食事で楽しむ今年のひとときに、言葉だけでは足りない新年の気持ちを「あけおめ。」LINEスタンプへ込めて、大切な人へ届けよう。