正月の夢と縁起について、見た内容の意味が気になっていませんか?
初夢には見る時期についていくつかの考え方があり、一富士二鷹三茄子のように昔からめでたいとされる夢がある一方、不安になる内容を見たときの受け止め方も大切です。
この記事を読めば、正月の夢と縁起に振り回されず、良い夢は素直に楽しみ、不安な夢も引きずらずに、自分らしく気持ちよく新年を始められます。
あけおめ。
正月の夢と縁起が気になる!良い兆しと不安な内容の受け止め方を解説
正月の夢と縁起が気になると、初夢で見た内容ひとつで新しい一年全体まで気になってしまうことがあります。
そこで正月の夢と縁起を考えるときは、初夢の時期、昔から喜ばれてきた夢、不安な内容を見た場合の受け止め方を順番に整理していきましょう。
正月の夢と縁起が気になる?
友よ。余は新年最初の夢まで盛大にめでたく始めたいのである。正月の夢と縁起が気になる以上、いつ見た夢を初夢として扱うのか、まず明らかにせねばなるまい。
あけおめー!
我が王子、しか言ワンまで新年最初の夢に参加する気満々ですな。まあ、そこを一晩だけに決めつけると話が雑になりますぞ。正月の夢と縁起を考える前に知っておきたいのは、初夢と呼ばれてきた時期が昔からずっと同じじゃないってことです。
何と。余は元日の朝に覚えていた夢こそ、当然のように初夢だと思っておった。
その考え方だけが間違いってわけでもありません。我が王子。大晦日から元日にかけての夢、元日から2日にかけての夢、2日の夜に見る夢など、時代によって捉え方が変わってきたとされています。
初夢にも時代ごとの式次第があったのであるな。余の新年式典より変更が多いではないか。
我が王子の式典は勝手に項目が増えますけどな。
友よ、それは祝福が充実しているのである。
そういうことにしときます。大事なのは、正月の夢と縁起を気にして「この日の夢じゃなかったから初夢ではない」と必要以上に悩まないことですぞ。
あけおめ?
しか言ワンよ。日付を疑問に思う気持ちは分かるが、ここでは一つに決めつけぬという話である。
なるほど。正月の夢と縁起は、まず日付を一つに決めつけるところから始めるものではないのであるな。
その通りです。我が王子。新しい年に見て印象へ残った夢を振り返り、それから昔の縁起と照らして楽しむ。そのくらいの余白を持たせたほうが分かりやすいですな。
うむ。日付が思っていたものと違っただけで、初夢を台無しにした気になる必要はないのである。
そこです。我が王子。正月の夢と縁起は、見る前から良し悪しを決めるんじゃなく、見たあとに昔の人がどう楽しんできたのかを知る。その順番なら落ち着いて受け止められますぞ。
では次は、実際にどのような夢が縁起のよいものとして親しまれてきたのか、余が確認するとしよう。
ええ。我が王子。次は正月の夢と縁起を語るなら外せない、良い兆しの代表を仕上げますぞ。
正月の夢と縁起を確かめる!良い兆しの代表例
友よ。いよいよめでたい話であるな。正月の夢と縁起を確かめるなら、やはり一富士二鷹三茄子を夢へそろえれば完璧なのであろう?
あけおめ!!!
ほら、しか言ワンまでめでたさに反応しましたぞ。我が王子、夢の中で三点セットを注文するみたいに言わないでください。一富士二鷹三茄子は、正月の夢と縁起を語るときによく知られている、初夢の代表的な縁起ものです。
富士は堂々としておる。鷹も威厳がある。しかし茄子だけ急に夕餉の気配がするのである。
そこが妙に覚えやすいんですな。我が王子。なぜこの三つなのかにはいくつもの説がありますが、縁起の読み方としては、富士は高く大きな姿から「大きな事」、鷹は高く飛び獲物を「つかみ取る」姿、茄子は「ことを成す」という言葉の響きへ重ねる見方がありますぞ。
では、富士を見れば何か大きなことが起こり、鷹を見れば物事がどんどん良くなり、茄子を見れば何でも思いどおりになる、と余が宣言するのはどうである?
言いたくなる理由は分かりますぞ、我が王子。富士の大きさを「大きな事」、鷹の「高い」「つかみ取る」を物事が前へ進むイメージ、茄子の「ことを成す」を思い描いたことへ近づくイメージに広げれば、今の言い方につながります。ただし、これは昔ながらの縁起から膨らませた楽しみ方であって、実際の一年を予言する話じゃありません。
あけおめ!?
驚くでない、しか言ワンよ。夢が一年を決定するという話ではないのである。
なるほど。富士は大きな姿、鷹は高く飛んでつかみ取る姿、茄子はことを成すという響き。それぞれをめでたい方向へ読み替えているのであるな。
そうです。我が王子。だから正月の夢と縁起では、名前だけ丸暗記するより「どうしてめでたいと受け取られてきたのか」まで知ると、一富士二鷹三茄子がぐっと分かりやすくなりますぞ。
つまり、富士を見れば何か大きなことが起こり、鷹を見れば物事がどんどん良くなり、茄子を見れば何でも思いどおりになる、という余の言葉も、縁起を少し盛大に言い換えたものなのであるな。
我が王子らしい大盛り表現ですな。富士=大きな事、鷹=高い・つかみ取る、茄子=ことを成す。この芯を知っておけば意味はつながりますぞ。
一富士二鷹三茄子には、その先もあると耳にしたことがあるが?
ありますな。四扇、五煙草、六座頭まで続ける形も伝わっています。ただ、正月の夢と縁起でまず広く知られているのは、一富士二鷹三茄子ってわけです。
あけおめー!
しか言ワンよ、まだ続きを夢へ呼び寄せようとせずともよい。
扇まで加わるなら、余の新年式典にも似合いそうではないか。
我が王子、何でも式典の備品へ持っていかないでください。
では、昔から縁起がよいとされる夢を見たなら、新年らしい楽しみとして喜べばよいのであるな。
ええ。我が王子。ただし、一富士二鷹三茄子を見なかったからといって、正月の夢と縁起を悪く受け止める必要もありません。そこまでセットで覚えとくと、言い伝えを気楽に楽しめますぞ。
正月の夢と縁起で不安な内容を見たら?怖い初夢との向き合い方
友よ。ここからが難題である。富士も鷹も茄子も現れず、追われる、落ちる、失うなど、本人が怖いと感じる夢だった場合、正月の夢と縁起まで悪いものとして受け止めるべきなのであるか?
あけおめ…
しか言ワンまでしょんぼりするんじゃねえですぞ。我が王子、決めつけないことです。正月の夢と縁起が気になるときほど、夢の中で怖かったことと、起きたあとの一年を分けて考えたほうがいいですぞ。
しかし新年最初に嫌な夢を見ると、どうしても胸に残る者はおるであろう。
そこは分かります。我が王子。昔から、宝船の絵を枕の下へ入れるなど、初夢をめでたいものとして迎えようとする風習もありました。
なるほど。正月の夢と縁起をただ怖がるだけではなく、気持ちよく新年を迎えるための工夫もしていたのであるな。
あけおめ?
そう首を傾げるな、しか言ワン。おいらはそこが面白いと思いますぞ。我が王子。夢の内容そのものより、「新しい年をどういう気分で始めたいか」に目を向けていたとも考えられますな。
では現代の者も、昔と同じことをそのまま行えばよいのであるか?
そこまで忠実に再現しなくていいです。我が王子。昔の風習として知ったうえで、正月の夢と縁起を気にしすぎないよう、自分なりに気持ちを切り替えればいいんです。
あけおめ!!!
切り替えが早すぎるぞ、しか言ワンよ。しかし、その勢いくらいでよいのかもしれぬな。
自分なりの受け止め方とは、どのように考える?
三つに分けると分かりやすいですぞ。まず夢の中で何が印象へ残ったのか。次に、それを昔の正月の夢と縁起ではどう語ってきたのか。そして最後に、その夢だけで新年全体の気分まで暗くしていないか。この三つです。
夢と、言い伝えと、起きてからの気持ちを一つに混ぜぬのであるな。
あけおめっ!!!
しか言ワン、何に抗議してんだ。夢にか? とにかく、そうです。我が王子。正月の夢と縁起が気になるほど、嫌な夢を見た瞬間に新年全部まで重たく感じてしまうことがある。でも、夢は夢として区切っていいんです。
余ならば、一晩の夢へ新年すべての雰囲気を任せることはせぬ。
それなら話が早いですな。我が王子。嫌な夢は「ちょっと気になった」でいったん止める。それから今日をどんな気分で始めるかは別に考える。正月の夢と縁起を楽しみながら振り回されないには、この分け方がちょうどいいですぞ。
正月の夢と縁起が気になる!良い兆しと不安な内容の受け止め方まとめ
友よ。ここまで見てきた正月の夢と縁起を、最後にきっちりまとめるのである。やはり代表は一富士二鷹三茄子であろう?
あけおめ!!!
喜ぶのが早いですぞ、しか言ワン。ええ、我が王子。初夢の縁起として広く知られているのが一富士二鷹三茄子ですな。ただ名前を覚えるだけじゃなく、それぞれにどんなめでたい連想が重ねられてきたのかを見ると分かりやすいですぞ。
まず富士であるな。あの高く大きな姿なら、確かに新年から堂々として見えるのである。
そうです。我が王子。富士はその高く大きな姿から「大きな事」を思わせるものとして、めでたい方向へ受け取る見方があります。
あけおめー!
しか言ワンよ、富士へ呼びかけてもこちらへ歩いては来ぬぞ。
次は鷹である。余としては、空高く舞う姿だけでも十分に格好よいのである。
鷹は「高い」という響きに加えて、獲物をしっかり「つかみ取る」姿から、物事が前へ進んでいくような明るいイメージへ重ねられますな。
あけおめ!!!
うむ。その喜び方なら、めでたい方向という話は伝わったようであるな。
そして三茄子。ここだけ急に食卓が近づくのである。
あけおめ!?
食べ物が出たからって驚くな、しか言ワン。そこが覚えやすいんです。我が王子。茄子は「ことを成す」という言葉の響きへ重ねて、何かを形にしていくようなめでたさとして受け取る見方がありますぞ。
なるほど。だから、富士を見れば何か大きなことが起こり、鷹を見れば物事がどんどん良くなり、茄子を見れば何でも思いどおりになる、と聞くと意味がつながるのであるな。
あけおめ!!!
しか言ワン、全部かなうと思って盛り上がるなですぞ。そうです、我が王子。富士=大きな事、鷹=高い・つかみ取る、茄子=ことを成す。そこから膨らんだ、昔ながらの縁起の楽しみ方だと考えると分かりやすいですぞ。
ただし、その夢を見れば本当に同じことが起こる、と決めるわけではないのであるな。
あけおめ?
そこを確認したかったのか、しか言ワン。そこは分けて考えるのが大事です。我が王子。一富士二鷹三茄子は、未来を決める答えじゃなく、新年の夢へめでたい意味を重ねて楽しむ昔ながらの考え方ですぞ。
では、一富士二鷹三茄子を見なかった者も、がっかりする必要はないのであるな。
あけおめ…
だから落ち込むな、しか言ワン。もちろんです。我が王子。正月の夢と縁起は、一富士二鷹三茄子が出たかどうかだけで決まるもんじゃありません。見た夢の中で印象に残ったものを振り返って、昔の言い伝えと照らして楽しめばいいんです。
不安な夢を見た場合も同じであるか?
あけおめ! あけおめ!
慌てるな、しか言ワン。ええ。我が王子。怖い夢や嫌な夢を見ても、その一晩だけで新しい年全体まで悪く受け取る必要はありませんぞ。夢の内容と、起きてからどう新年を過ごすかは分けて考えりゃいいんです。
つまり、良い夢なら新年らしいめでたさとして喜び、不安な夢なら必要以上に引きずらぬ。これが正月の夢と縁起との付き合い方なのであるな。
あけおめ!!!
そういうことです。我が王子。しか言ワンも喜びすぎだが、良い夢ならそのくらい素直に楽しみゃいい。昔からの意味を知れば夢を見る楽しみは増える。でも、その意味に振り回される必要はない。自分が見た夢を「こんな縁起もあるのか」と楽しめりゃ、ちょうどいい仕上がりですぞ。
あけおめ!!!
しか言ワンよ、余の締めまで奪うでない。うむ。ならば余は今宵、富士、鷹、茄子の三者を夢へ正式招待するのである。
あけおめー!
呼んでも来ませんぞ。我が王子。だから夢に招待状は出せませんって。
あけおめっ!!!
抗議しても招待制度は始まらぬ。では枕元へ三席用意する。
あけおめ!?
増やすな増やすな。我が王子、寝る場所がなくなりますぞ。
あけおめ! あけおめ!
しか言ワンまで慌てるでない。それでは初夢すら始まらぬではないか。
あけおめ…
今度はしょんぼりするな。そこまで力まなくていいんです。我が王子。正月の夢と縁起は、見たい夢を無理にそろえるもんじゃありません。目覚めたあとに、その夢を新年らしい話として楽しめれば十分ですぞ。
あけおめ。
正月の夢と縁起を楽しんだら、そのめでたい気分を自分の中だけで終わらせず、大切な人にも「あけおめ。」を届ける番。言葉に迷う新年こそ、あなたらしい一通で今年最初の笑顔を生み出そう。